リゾートバイト やめとけ

リゾートバイト やめとけ /やめとけと言われる理由

リゾートバイトは良いこともたくさんあるバイトですが、「やめとけ」と言われることが多いバイトであるのも事実です。

実際のところ、私もリゾバをしている最中に辞めたくなった経験がありますし、リゾバ経験者の方の中で、悪い印象や辛い経験をされた方がそういっているのではないかと思います。

そこで、私がリゾバをしたときに実際にきついと感じた事、リゾバ初心者の人がきついと感じる事が多い理由をまとめました。

①知らない土地、慣れない環境

リゾバとは、知らない土地に行って、初めての職場で働くもの。

初めての職場で慣れない仕事というだけでも大変なのに、知らない土地で住み込みという状況は、最初は大変です。

旅行好きな人は知らない土地へ行っても平気かもしれませんが、普通は1人で知らない土地、慣れない環境で働くのは寂しかったり、不安な面もあり精神的に辛くなります。

リゾバが初めての人は、まずこれがきついと思います。

慣れない環境になじめず、期間が3か月だったのに途中で帰ってしまう人も中にはいましたし、ホームシックは誰でも経験します。

実際私もなかなか他の人たちとコミュニケーションが取れず、相談ができないということも多々あったのでつらい時期がありました。

ただ、仕事内容については、簡単な内容ものものが多いのでよっぽど長期で働かない限り難しい仕事を任されることはないので、慣れれば大丈夫。

初めは辛いことが多いかもしれませんが、1週間~10日もすれば自然と慣れてくるし、周りの人たちと馴染めてきます。

同僚も、自分と同じように派遣で来ている人たちが複数いるので、わりとすぐに打ち解けられます。

大変なのは職場環境に慣れるまでの1週間、というのはリゾバに限らずどこの職場でも一緒。

慣れるまでと割り切って我慢していれば、職場環境には必ず適応できます。

②職場に嫌な人がいる

実際のところ、リゾバで断トツ1位でキツイのが人間関係でハズレを引いた時です。

リゾバでありがちな嫌な人間関係
  • 慣れないうちから怒鳴られた
  • 職場の人たちの輪に溶け込めない
  • 嫌味を言ってきたり、ずっと愚痴を言う人がいる
  • 社員が高圧的な態度で接してくる
  • 周りのスタッフは楽しそうにしてるけど、自分だけ全然馴染めない

自分に非があることで怒られるならまだしも、身に覚えのないことで怒られたり、

このような理由で、初日?1週間で辞めてしまう人も実際にいます。

そもそもリゾバは、知らない土地、慣れない環境でただでさえ疲れるところに、人間関係が良くないとほんと嫌になります。

一緒に働くスタッフの中に1人嫌な人がいるくらいならいいんですが、個人経営の小さな民宿やペンションのオーナーが嫌な奴だった場合はもう最悪です。 

実際にリゾバの最中に明らかに理不尽なキレ方をされて酷い扱いを受けたことがありました。

入りたてで、全く仕事のことを覚えていない状況で「やれ」といわれて、わからないことを聞いても「何でわからねーんだ」と怒られたこともありました。

こうした派遣社員を社会的に低い身分と捉え、酷い扱いをしてくるようなリゾバ先は本当に存在します。

こうした環境だったため、筆者は毎日中々寝付けず、いつも寝る時に目を瞑っては「明日はあの糞オーナーにこうやって文句を言ってやろう…」と妄想する毎日でした。

さらに、リゾートバイト派遣社員は私1人で、他の従業員は全てオーナーの家族や直雇用の古参アルバイト達でした。

なので誰にも不満や愚痴を言えず、相談もできず辛い日々を送っていました。

もちろんすべてのリゾバ先でこういったことがあったわけではありません。

しかし、理不尽に怒られることで、「リゾバはブラックだ!」と思ってしまう人が、中にはいるのが事実としてあると思っています。

また、派遣会社を通さずに普通の求人サイトから応募するとハズレを引いた時にリカバリーができないので要注意です。

派遣会社経由であれば、最悪派遣会社がオーナーに注意してくれるのですが、求人サイトから直で申し込んだ場合、誰も助けてくれませんので、スタッフたちは耐えるしかないという絶望的な状況に陥ります。

そのため、大手派遣会社を通して働くことがブラックな人間関係を避けるためにも大事です。

離職率が高くないか、リピートや延長をしている人はどれくらいいるかを担当者に聞いておけば、人間関係の参考にもなります。

私がリゾバ求人に問い合わせた際には「料理長が礼儀に厳しいところがあるかも…」といった情報を、担当者から教えてもらいました。

事前に担当者から情報を聞いておけば、誰にどういった注意をしておけばよいかという心構えをしておくこともできます。

③思ったより稼げない

「リゾートバイトは言われているほど稼げない」という印象や経験をされた方がいると思います。

せっかく知らない土地へリゾバへ来たのだから月の給料が15万円とかだとちょっと物足りないですよね。

リゾート地やホテルなどは閑散期にリゾバに行くと、通常より勤務シフトが削られてしまうことがあります。

休み時間が増えるのはいいんですけど、こちらが想定していた勤務時間を下回って、思っていたほど稼げない、となるとガッカリします。

短期間で稼ぎたい!と思っているなら、閑散期のリゾート地やホテル、特に小規模な民宿などはやめたほうが無難です。

稼ぎ目的の人は、単純に時給が高い求人を選ぶことをおすすめします。

ただ、時給以外の条件を出しすぎるとなかなか見つからない事があります。

「働く地域は沖縄」「職種は仲居」「寮の環境はWi-Fiが付いてて個人寮で綺麗」などたくさん条件を出してしまうと、なかなか求人が見つかりません。

そういう時は、「時給1100円以上」というように、まずは時給から求人を探すといいです。

④他の派遣先からきたスタッフよりも時給が低い

リゾートバイトは、実は同じ職場でも派遣会社が違えば時給が違う、なんてことがよくあります。

私が沖縄のあるホテルで働いていた時、後から入ってきた違う派遣会社の派遣さんがいました。

寮の部屋が隣同士で話す機会も多く、とてもいい子だったのですが、仕事の面では不注意だったりミスが多く、私がフォローにまわるのも多々ありました。

ある日、派遣会社の話になり、流れで給料について聞いてみてビックリしました。なんと、私と200円以上も差があったのです。

その旅館で働いて6か月目の私は、働いて2か月目のフォローが必要な子よりも給料が低かったのです。

本当にショックでした。

「そりゃ、これじゃあ人によってはトラブルになるよな…」とも思いました。

なので、複数の派遣会社に登録して求人を比較するのも大事。

同じ職場で同じ仕事をしているのに、自分の方が時給が低かったらやる気なくなりますもんね。

各派遣会社のサイトに登録しない状態で求人を見ていると、旅館やホテルの名前は明かされていないしスタッフに聞くこともできないので、同じ職場の条件比較ができません。

とりあえず2~3社登録してみて、担当スタッフからもらった案件を自分で比較したり、直接聞いてみることをおすすめします。

なお、リゾートバイトを始めるときは、派遣会社から「職場での給料の話は厳禁」と事前に注意されます。

これは他の派遣会社のスタッフや、派遣先の従業員とのトラブルを避けるためです。

「他の派遣会社の給料の方が低いと嫉妬されてトラブルになるのは分かるけど、従業員も?なんで?」と思われる方もいるかもしれません。

実は、意外に思われるかもしれませんが、直接雇用の従業員さんよりも、派遣の方が月の給料が高い場合が多いのです。

実際、給料の話をしてきた従業員さんも何人かいて、話を聞いているとほとんどの場合が私より少ない額でした。

私の給料に関しては多少誤魔化しつつ話したのでトラブルにはならなかったですが、数字としてはっきりと伝えてしまうと充分トラブルになるかもな、という印象がありました。

任される仕事の量は多く、責任は重い従業員の人からしてみれば面白くないですよね。

給料の話は、職場ではあまりしないようにしましょう。

⑤寮の環境が劣悪

リゾバは寮費や食費、光熱費も無料というところが多く、そのぶん貯金できるのが大きなメリットのひとつ。

でも、寮が古い、汚い、個室だと聞いていたのに相部屋になった、など、寮の環境が悪いところもあります。

住む寮が汚いのは本当に辛いです。

匂いがきつかったり、壁がタバコのヤニで真っ黄色、カビや埃だらけの寮だと、疲れて帰ってきても休まった気がしません。

虫やゴキブリなどが部屋の中にいるだけでも安心して寝れません。

そもそも、リゾバ先が保有している汚い寮で目立つのが、築年数が相当経っている所で、木造で今にも壊れてしまいそうな所は本当に汚いです。

これは、管理人さんがいるいないでも全く違います。

管理人さんがいれば、共有スペースもキレイですし部屋も清掃が行き届いています。

管理人さんがいない所で一番ひどかったのは、入寮した時にはすでに汚く、部屋の清掃が初めの仕事だったこともありました。

客室寮を使用するリゾバ先は元々綺麗なのであまり気にしなくていいですが、寮は別で保有している場合は、確認は必須だと思っています。

また、個室だと思っていても、派遣先の都合で途中から相部屋にされる事もあるので要注意です。

わたしの場合、派遣会社を通さず直接雇用で働いた小さなペンションで、個室だと聞いていたのに途中から相部屋になったことがありました。

相部屋になった相手がたまたまいい人だったのでよかったですが、気の合わない人だった場合はかなりきつかったと思います。

相部屋の方のいびきや歯ぎしりで熟睡できないのも仕事に悪影響を及ぼしますよね。

寮については、派遣会社のサイトで実際の部屋を確認できたり、担当者に聞けば写真を見せてくれたりします。

遠慮せず、気になったことは事前に確認しておきましょう。

これも、直接雇用ではなく派遣会社を通して求人を探すメリットのひとつです。

⑥寮の周辺に何もない

リゾバで募集している職場は、山奥だったり、交通アクセスがずば抜けて悪い場所もたくさんあります。

わたしが以前2ヶ月働いたことのある那須のペンションは、山奥の温泉地で、周りにコンビニや商店などのお店はなし。

寮から一番近いコンビニで歩いて30分(しかも夜の22時には閉店する)。

生活用品やお菓子など必要なものは、週1回オーナーの運転する車に乗せてもらって下界に降りないと買えない、という状況でした。

寮の周りは自然が豊かで、散歩するにはとてもよかったんですが、逆に言うと散歩するくらいしかやることがない、という環境にはすぐに飽きます。

休日はどこにも行く気分になれず、独房のような寮で缶詰状態でした。
 
なので、寮の設備に加えて、寮の周辺環境についてもよくチェックしておきましょう。

Googleマップで確認できますし、派遣会社の担当スタッフに聞けば詳しく教えてもらえます。

⑦勤務体系に体力的にきつい

繁忙期の連勤や残業、中抜けシフトといったリゾバならではの勤務体系がきついと感じる人も多いです。

リゾート地やホテルなどは閑散期に行くと思ったより稼げない…ということもありますが、逆に繁忙期で忙しすぎて、1週間以上休みがない!きつい!という場合もあったりします。

実際のところ、リゾートバイトは人手が足りないときに求人募集をかける傾向にあるので、実際働きだす期間は、繁忙期などの忙しい時期であることが多いです。

そうなると、本来は週2日で休めるはずが、週1日でしか休めないということも中にはありますが、もっと大変な思いをしている人がいます。

僕は20日連続出勤というのはありました。

急に人が辞めてしまい、人手が足りずどうしても出勤してほしいというやむを得ない状況。

間で半日休みというのはありましたが、それでもつらい経験でした。

特に小規模経営のペンションや民宿だと、アルバイトに対しての仕事範囲が明確にマニュアル化されていないため、都合の良いようにアルバイトをコキ使ってきます。

だったら「求人の記載と違うじゃないですか!」と言えばいいじゃないかと思われる人もいるでしょう。

しかし、現場では皆んなが忙しく働いているため、残業をせずに先に帰りますとは到底言えない空気が漂っています。

こういった状況を経験してしまうと、リゾバはブラックといわれてもしょうがないですよね。

残業が多くなったりすると稼げるのでいいと言えばいいんですが、慣れないうちはやっぱり心身ともにきついです。

また、ホテルや旅館などの宿泊業務でよくある「中抜けシフト」も、慣れないうちは心身共にかなり負担になります。

中抜けシフトとは、ホテルや旅館などで、朝食・夕食の時間に合わせて早朝と夜に勤務し、お昼の間は長い休憩時間になるようなシフトのことで、拘束時間が長く感じるので、慣れないとキツイです。

休憩時間と言っても、そのあとにまた仕事が控えていると思うと気持ち的にはあまり休まらないし、空き時間が中途半端で遠出できるわけでもなく、なんとなく手持ちぶさたな時間となってしまいます。

実際のところ、中抜けシフトは、実働が8時間だとしても拘束時間が長く感じるので、リゾバ初心者はできればやめておいた方がいいかもしれません。

⑧旅行気分で行くとギャップを感じる場合がある

リゾートバイトというと、海やスキー場、テーマパークなどの観光地で働くことになるので、なんとなく旅行気分になって気分は盛り上がります。

ただし、あまりにも旅行気分だったり楽しく遊ぶイメージばかりが先行するのは要注意です。

実際の仕事とのギャップに「きつい」と感じてしまうかもしれません。

ナイトワーク(リゾキャバ)のような遊ぶのどっちがメインかわからないくらい遊べる職種もありますが、あくまでメインは働いてお金を稼ぐこと。

がんばって働くからこそ休日も思いっきり遊べるし、お金も貯まります。

リゾートバイトはメリハリをつけて働く事を意識するようにしましょう。

⑨派遣会社のフォローがない

リゾートバイト先で何か困ったことがあったら、真っ先に相談するのは派遣会社のスタッフです。

しかし、相談しても解決してくれない、フォローがないとほんとに辞めたくなります。

例えば、「寮が汚すぎて困っている」「連勤続きで休みがなくて辛い」「求人で言っていた情報と違う」といった困ったことがあり相談したとしても、動いてすらくれないのはこちらとしても更につらい思いをするだけです。

あまりにも動いてくれない場合の解決策としては、担当のスタッフを変えてもらうことが良いです。

その担当スタッフに伝えるのではなく、派遣会社に直接連絡を入れて他の人に事情を説明してください。

そうすると、担当を変えてくれるので困っていることを解決しやすくなります。

残業代が割増されていない事があった

まぎれもないブラックぶりですが、ある中小の派遣会社経由でリゾバをした時に残業代が割増されていないこともありました。

通常、1日8時間または週40時間の法定労働時間を超える労働時間には、労働基準法の定めにより割増賃金(時給の1.25倍)を払わなければなりません。

つまり時給1,000円の勤務先で、1日9時間働いた場合、8時間を超えた1時間分の時給は1,250円として計算されます。

ところが、給与明細を見たら、残業代が割増されていないことがありました。

いい加減な派遣会社では、こうした残業代あるいは深夜割増を計上していない場合があるので要注意です。

自分がどのくらい残業したかは必ずメモを取り、給与明細と照らし合わせ、正確な給料が振り込まれているか絶対に確認しましょう。

リゾートバイト やめとけ /ブラックなのは繁忙期

リゾバで辛い・きついと感じるのは、精神面よりもやはり体力的な理由が多いです。

特に忙しい時期(繁忙期)だと、ホテルや旅館はお客様の混み具合では1日動きっぱなしになるので、閑散期だとホワイトな職場でも、特定の期間だけブラックな職場に早替わりということがよくあります。

繁忙期のリゾバ求人にブラックな職場が多い理由
  • 忙しいので教える人の手が回らない
  • そもそもみんなピリピリしている
  • 失敗してもフォローしてもらえない(したくても出来ない)
  • 全体の仕事量が多過ぎて、一人当たりの仕事量も増える

私も繁忙期にリゾバに入った事がありますが、週1日の休みだったり、急な残業要請もあり休める時間がない時は本当にありませんでした。

その分給料に反映される点はよかったですが、やはりその部分をブラックだ!と感じる人がほとんどだと思います。

これから初めてリゾバに挑戦する人・慣れていない人は、初めは暇な時期で働いてみるのがいいと思います。

GW・年末年始・お盆の短期リゾバはブラックになりがち

リゾートバイトには大変な時期や期間が存在します。

職場環境がブラックになりがちな時期
  • 年末年始
  • お盆期間
  • GW(ゴールデンウィーク)
  • シーズン真っ只中(スキーや海開き)

特に急募が多いのが、世間が大型連休の時ですが、学生が夏休みや冬休みといった長期休みに入るタイミングも旅行が多くなるので、リゾバ先もそれを見据えて求人募集をしてきます。

このような繁忙期の短期リゾバはサクッと稼いで遊べるイメージが強いですが、超忙しいので注意が必要です。

お盆や年末年始、夏休みの1週間~1ヵ月程度の短期間だけ働く短期リゾバは、世間が連休でリゾート地が繁忙期なだけあってお客さんが多く大忙し。

年末年始やお盆、夏休みはめちゃくちゃお客さんが多く忙しいので、そんなときに募集される短期リゾバは遊ぶ余裕もないくらい疲れる職場も多々あります。

職場も忙しくなっているので、ピリピリとした雰囲気が漂っているので、失敗できない緊張感もあり精神的にもきつくなります。

このように、大型連休の短期リゾバはサクッと働いて観光や遊びを楽しめるとあって大学生やフリーターに人気ですが気をつけないと、「リゾバ最悪」というイメージになってしまいます。

繁忙期のリゾバの特徴
  • 朝から晩まで働いて遊ぶ暇なし
  • 疲れすぎて休日は寝るだけ、体力の余裕なし
  • 6日間休みなしで観光にいけなかった
  • 忙しすぎて疲れた

「リゾートバイトは遊べる」というイメージを強く持っている人だと、思った以上に遊べない、体力的に遊ぶ余裕がないということもあります。

お盆や年末年始、夏休みで短期リゾバを検討する人は忙しさを考慮して行きましょう。

閑散期はあまり稼げないけど職場環境はホワイト

一年通せば忙しい時期の方が多いですが、時期によっては暇な時もあります。

ホワイトなリゾバが多い時期
  • 秋の行楽シーズン
  • 春休み

特に10月や3月といったシーズン後はひと段落といった感じで、一気に暇になることが多いので、まだリゾバに慣れていない人たちは働きやすい環境にあります。

残業が無いので繁忙期に比べると給料は安めなのですが、仕事内容を覚える時間はあるし、休日はしっかりと取れて万全な体制で仕事に臨めます。

どうしても稼ぎたいという人は、繁忙期の2~3ヶ月前から働き始め、要領を掴んで慣れてから、繁忙期にガッツリ稼ぐのがストレスも少なく理想的です。

リゾートバイト やめとけ /ブラック求人を回避する方法

まず、ブラック求人を避けるためには、リゾバ専門の派遣会社を使うのが大前提です。

リゾートバイトで派遣会社を使う意義は、ブラック求人を避ける事も含めて「何かあった時に守ってもらえる」ということに尽きます。

直接雇用でリゾバ先を探さない方がいい理由
  • 寮や時給についてなど、事前に詳しい情報が取りにくい
  • 求人サイトしか広告を出していない個人経営の施設は、オーナーのワンマンぶりが酷い可能性が高い
  • 仕事中に問題が発生しても直接言いづらい、言っても改善されない(余計いじめられる事もある)

派遣会社というフィルターを通せば、ブラックな求人は相当数避けられますし、事前に職場について聞きたいことはなんでも聞けて安心です。

細かい点も気になったことは遠慮せず全部聞くくらいの勢いで質問しまくれば、ブラック求人を回避する事が可能です。

それでもブラックな職場環境に当たってしまってなにか問題が起きても、担当スタッフが相談にのってくれます。

直接雇用の場合は問題解決が困難、もしくは解決されないことの方が多いので、特にリゾバ初心者の人は特別な理由がない限り派遣会社を通して求人を探すようにしましょう。

リゾバの派遣会社はいくつもありますが、求人数が多い大手の派遣会社に登録しておくとサポート体制もしっかりしているので安心です。 

関連記事:リゾートバイト おすすめ /派遣会社を目的別比較ランキング!人気の場所、職種

派遣会社にリゾバ先の職場の雰囲気を聞く

リゾバ先の職場環境の雰囲気を聞いてみるのは大事です。

まともな派遣会社であれば、現地に定期的に視察に行っているので、職場の雰囲気もよくわかっているはずです。

例えばこんなことを聞いてみるといいです。

  • スタッフは明るい(暗い)雰囲気なのか
  • 上司はどういう人で厳しいのか
  • 仕事状況は辛いのか

こういったことを聞いてみると、リゾバ先のことを少しはイメージが湧いてくるはずです。

特にスタッフ同士の関り=人間関係は結構大事で、不仲で暗いよりは明るく楽しくやっている職場の方が働きやすいです。

また、先輩や上司はどんな人なのか理解する必要もあります。

きついと感じる職場には「性格がきつい先輩や同僚」といったアタリが厳しい社員さん、性格が変わった面倒な人がいることが多いです。

リゾバ先で面倒な人と関わると逃げ場がないので精神的に無理なので、事前に担当者に聞くのをおすすめします。

どこの職場にも関わるほど精神的にきつくなる人がいますが、できれば避けたいですよね。

派遣会社の担当者は、派遣スタッフから面倒な人がいる、いないの情報をもっている場合もあるので聞いてみるといいです。

パワハラのある職場だと最悪なので、どんな人が働いているのか理解するためにも聞いてみたほうが良いでしょう。

あとは、自分が行きたい時期の仕事場の忙しさも確認します。

初めてのリゾバが慣れない環境で、いきなり忙しいリゾバを選んでしまうと、帰りたくなったり働きたくなくなったりして後々つらい思いをします。

派遣会社にリゾバ先の期間満了・延長状況を聞く

リゾートバイトは1ヵ月、3ヵ月など期間が決まっていますが、途中でやめちゃう人
バックレする人、期間を短縮して帰る人など期間を満了せずに帰ってしまう人がいます。

特にブラックな環境であるほど期間満了まで働く人は少ないわけです。

つまり、働きやすい、自分にあっている環境のリゾートバイト先だと「期間満了」する人が多いので、気になるリゾバ先があったら担当者に聞くといいです。

満了しないでやめる人が多いと、社員さんで嫌な人がいたり寮がゴミ屋敷だったり、周辺環境が田舎過ぎたり、なにかしら問題がある可能性があります。

また、リゾートバイトでは、リゾバ先が気に入れば期間を延長して同じ場所で働くことができます。

期間延長する人は、そのリゾバ先で気に入るポイントがあるからこそ期間延長をするので、ブラックである可能性が低くなります。

期間延長が多い職場の特徴
  • 時給、給料が良い(稼ぎ)
  • 働いていて楽しい(環境)
  • リゾート地が気に入った(場所)
  • 働いている仕事を極めたい(職種)
  • コンビニやスーパーなど周辺環境が良い(利便性)
  • 勤務している人が優しい(人間関係)

このように、期間を延長する人が一定数いるなら、「好条件、好待遇の良いリゾバ先」の可能性が高くなります。

ただ、気を付けてほしいことは、仮に派遣会社のスタッフに聞いてみて「期間延長する人はいないです」と言われても、確実にブラックであるとは言えないです。

単に、期間満了したから終了という可能性のほうが高いです。

なので、期間延長する人がいるのかいないのか、延長する人がいるなら良いポイントがあるんだなくらいで捉えておきましょう。

残業時間、休日数を確認する

ブラックと言われる根源にあるのは、やはり労働時間の長さです。

一日の拘束時間が9時間で労働が8時間と求人募集にあるリゾバでも、実際に働いてみると10時間以上が当たり前なんてこともあります。

私の場合、休日も週に2日の予定が、実際は1日だったなんてこともありました。

求人には「残業等はありません」と記載があったとしても、実際はある場合があります。

このような残業が当たり前、休日出勤が当たり前という労働環境を避けるためにも、派遣会社のスタッフに確認してみてください。

リゾートバイト先がどの程度忙しいのか、しっかり休憩は取れているのか、残業は毎日あるのかなど、知ることができます。

派遣会社は、残業時間や現地の人間関係、休日日数等まで把握していますので、派遣会社のスタッフの回答次第で、「きつそうだな」「もう少し労働時間が少ない方がいい」というように判断できます。

派遣先のスタッフの年齢層を確認する

働いている年齢層というのは結構重要です。

私は初めてリゾバをしたときは大学生だったので働いている年齢層が、大学生や20代前半の人がいれば友達になれるかもしれないと考え、派遣会社に確認しました。

すると、20代前半で同じ派遣会社で登録している人が何人かいるとのことで、そこのリゾバ先に決めました。

行ってみると、派遣会社の営業担当の人が言っていた通り同じ派遣会社で登録して働いている人がいたので、話も合いすぐに仲良くなれました。

同じ年代の人がいれば孤独感も味わうことが少なく、逆に年が離れすぎていると話が合わず、ほんの少しの会話だけで終わってしまい、気まずくなることもありました。

「同年代の人と関わりたい」「年上(年下)の人と関わりたい」など、その人の目的があると思うので、まずは確認してみてからリゾバ先を決めてみると良いです。

派遣会社に寮の環境を確認する

リゾバは職場環境も大事ですが、休養するための寮の環境も重要。

まず確認したいのが、寮がキレイでしっかり休めるかどうかです。

優良と言われている派遣会社では、派遣会社担当者に依頼すれば、寮の写真を送ってくれますので、必ず寮の写真は確認するようにしましょう。

中でも『ワクトリ(Work Trip)』では、最初から寮写真を求人掲載しているので、派遣会社に送ってもらわなくても、寮が清潔かどうかチェックできます。

寮の写真や間取りを事前に確認しておけば、汚い寮や住みづらい寮に当たる可能性はグッと低くなります。

納得のいく寮に巡り合えるまで写真を確認するようにしましょう。

また、リゾートバイト派遣会社から送られてくる求人票に書かれている寮費・光熱費が有料か無料かも確認すべきです。

昨今のリゾートバイトで寮費・光熱費が有料である求人の方が珍しいのですが、たまに有料のリゾバも紛れている事があるので、これもしっかり確認しておきましょう。

それと、派遣会社から送られてくる求人詳細表には、勤務先や寮の住所が記載されています。

記載されている住所をGoogleMapのストリートビュー等であらかじめ確認しておく事で、勤務地周辺や寮周辺の環境が分かります。

  • 休日にみてまわる観光地はあるのか?
  • コンビニやスーパーは徒歩圏内か?
  • 山奥ではないか?
  • 飲食店はあるか?

こうした情報を確認しておけば、実際に寮に住み始めた時の生活模様をイメージできます。

楽な職種を選ぶ

リゾートバイトには様々な職種が存在しますので、中にはリゾートバイトが初めての人には少々ハードルが高い仕事もあります。

仲居やレストランのホールといったリゾバの代表的な職種は、広いホテル内を延々と歩いて足が疲れたり、接客する割合も多いことから人によってはキツく感じるかもしれません。

特に仲居で多い中抜けシフトは、体が慣れてくるまでは休まらないことも多いです。

調理やフロントといった職種も、ずっと立ちっぱなしで体力的に厳しかったり、覚えることが多くて大変な面があります。

きつい職種に応募してしまうと、いくら寮環境や人間関係が良好でも、人によっては辞めたいと感じてしまうかもしれません。

特にリゾートバイト未経験の人であれば、きつい仕事だと慣れるまでに時間がかかりますので、出来るだけ楽な職種を選ぶべきです。

リゾートバイトで楽な職種
  • ベッドメイク
  • 清掃
  • 洗い場
  • プール監視(主に夏期のみ)

これらの職種に共通しているのは、基本的に接客する機会が少ないということで、コミュニケーションが得意ではない人でも働きやすいと言えます。

レストランや調理場、フロント等の職種はお客様の対応をする部署のため、朝が早く夜が遅いので体力的に大変ですが、ベットメイキングや清掃、洗い場はお客様と顔を合わせない分だけ気が楽です。

ベットメイキングは2~3名でチームを組んで働くので多少コミュニケーションが必要ですが、お客さんを相手にしないで済みます。

清掃も自分の持ち場を黙々と清掃、洗い場もひたすら食器を洗う仕事なので接客や人と関わりたくない人に向いている仕事です。

洗い場はよほど雑でないか、仕事が遅過ぎない限りは怒られることも少ないでしょう。

プール監視は、オープン準備やプールサイドの掃除をしたら、たまに浮き輪の空気を入れるのを頼まれたりするくらいです。

職場によってはドリンクやお菓子の販売をする事もありますが、基本的には日陰でお客さんを見守る業務になります。

もちろん客入りが多い日は局地的に忙しくなる場合もあるかもしれませんが、接客や人間関係で悩むことが少ないのは精神的にもラクですよね。

初めてリゾバに挑戦する人は、給料の金額よりも仕事の楽さを一番に考えて派遣先を選ぶ事で、ブラック求人を避ける事ができるのでおすすめですよ。

リゾートバイト やめとけ /やってよかったと感じた事

リゾートバイトをやっていてやめとけばよかったと思うこともありましたが、やっていてよかったなーと思う事もたくさんありました。

実際にリゾバ中に感じた嬉しかった事、楽しかった事をご紹介します。

交通費を出してもらって観光地に行けた

リゾートバイトに興味がある人のほぼ全ての人が旅行好きです。

もちろん私もそうなのですが、お金をもらって観光地に行ける、というのがシンプルにありがたかったです。

リゾートバイトの派遣先は1ヶ月以上働けば交通費がしっかりと出るところが多いので、私は毎回往復交通費が出してもらえる期間以上は働くようにしてました。

手持ちの現金が少なくて給料日までキツイ人には、働いたぶんのお金が給料日前にもらえる前払い制度もありますので、お金が無くても観光地に行けるのは嬉しい限りです。

生活費がかからないのでお金が貯まった

給料は職種や場所にもよって違いますが、寮費・光熱費・食費などの生活費がタダになるぶん、お金は確実に貯まります。

職場が山奥だったり田舎のへんぴな場所だったりすると、ますますお金を使うことがないので、給料の8割を貯金、なんてこともふつうに可能です。

寮はマグカップなどの食器が整ってないことがありましたが、それを除いては十分に生活できる環境です。

食事も2食支給の他に従業員更衣室近くにある冷凍庫からご飯を好きなだけ持っていってOKだったので、実質食べ放題でした。

このように、生活費を面倒見てもらえる上にお金ももらえるバイトは、リゾバ以外にはあり得ないです。

出会いがたくさんあった

リゾートバイトは、同じように派遣で来ているスタッフたちとたくさん出会えます。

留学したい人、バックパッカー、次の仕事が始まるまでの繋ぎで来ている人など、さまざまな年齢・状況の人たちに会って、いろんな話を聞けたのはすごく刺激になりました。

ホテルや旅館などの宿泊業務だと、毎日いろんなお客さんが来て会話をしたりするのも楽しいです。

年齢やスペックもさまざまな、普段の生活では出会わないような人たちにたくさん出会えるのはリゾバならではですね。

派遣で来ている人たちの多くは1人で来ているので、1人参加でも全く心配ありませんし、毎日一緒に仕事をして同じ寮に帰っていれば、すぐに打ちとけられます。

派遣スタッフ同士でカップルがうまれたり、なんてこともたくさんありました。

ほんとうにリゾバの派遣先では沢山の出会いがありました。

出身も、職業も、現住所も全く違う彼らとは、リゾバでなかったら決して出会っていなかったと思います。

リゾートバイトの出会いの経験があったからこそ、リゾバをやってよかったと心から思っていますし、これからやってみようと思っている方へお勧めもしたいです。

仕事終わりは毎日温泉に入れた

休み時間や休みの日は、めいっぱい観光できます。

スキー場バイトなら滑り放題だし、温泉地なら温泉めぐりできるし、離島なら海を満喫。

私がリゾバをしていた草津温泉の勤務先は従業員に対しても大浴場の利用を許可していました。

毎日仕事終わりは温泉に入って寮に戻るのが定番化。

サウナもあったのでデトックス三昧でお肌もツルツルになりました。

旅慣れてたくましくなった

自分で言うのもなんですが、知らない土地に行って働く、ということを繰り返しているとどんどん逞しくなっていったと実感しています。

自分で求人を選び、準備をして知らない土地へ行き、知らない人たちと仲良くやっていくといったすべてのことを自分1人でやらなければいけないので、どこででも1人でやっていけるような自信みたいなものがつきました。

また、仕事に対して良い意味でドライになりました。

決められたことを守る事と指示されたことをこなす事、これは社会人になってから求められる基本的な働き方ですが、リゾバを続ける事で身についたと思っています。

実際に決められた事をこなせるようになってくると、対人関係も楽になるのでストレス少なくお金を稼げます。

大学生の人はリゾバをやることで社会に出てからも必ず役に立つはずです。

通勤時間が無いのでギリギリまで寝れた

リゾバは寮から勤務地まで徒歩圏内の職場が多く、通勤時間がほとんどかかりません。

実際に私が泊まり込んでいた寮は勤務ホテルの道路を挟んですぐ向かいにあったので、通勤時間は1分程度。

朝は6:30スタートと早かったですが、ギリギリまで寝てられるので助かりました。

都心の職場だと、9時スタートでも通勤に1?2時間かかったりするので考えられませんよね。

このように、仕事の拘束時間が長いように見えても、通勤時間を差し引いて考えると、都会の仕事よりもリゾバの方が自由時間が多い事がほとんどなのです。

リゾートバイト やめとけ /まとめ

まとめると、リゾートバイトは嫌なことも楽しいことも他のバイトよりもたくさんあるバイトです。

リゾートバイトで嫌だった事
  • 知らない土地、慣れない環境がきつい
  • 職場に嫌な人がいる
  • 寮の環境が悪い
  • 寮の周辺に何もない
  • 勤務のシフトが辛い
リゾートバイトで良かった事
  • 交通費を出してもらって観光地に行ける
  • 短期間でお金が貯まる
  • 出会いがたくさんある
  • 休日にスキーや温泉も楽しめる
  • 旅慣れてたくましくなる

結局は、嫌な事と良い事を比べてみて、自分にとってどっちが大きいか、ってことだと思います。

私の場合は、圧倒的に「貯金しながら遊べる」というのが大きかったです。

また、リゾバに限らずどんなバイトでも、最初の1週間は特にナーバスになるもので、その期間を乗り越えれば体も慣れてきますし、自分なりの時間の使い方もできるようになってきます。

ブラックな職場というのも中にはありますが、それはまともな派遣会社を選んで、事前に職場環境の確認をしっかりすれば避けることができます。

リゾートバイトでブラックな職場を避けるポイントまとめ
  • 大手派遣会社を通して働く
  • 担当者に事前にヒアリングする
  • 繁忙期はなるべく避けて選ぶ

特に経験が少ないうちは、なるべく求人数の多い派遣会社に登録し、しっかりと条件を伝えて、ホワイトな環境の職場を紹介してもらうようにしましょう。

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