バイト 生活 /フリーターは余裕!でも将来は?

バイト 生活 /フリーター生活は可能

結論から言うと、アルバイトだけでも生活することは可能です。

平成26年度の厚生労働省の「就業形態の多様化に関する総合実態調査の概況」によると、日本の労働人口6830万人に対して、フリーターなど非正規の職員・従業員の労働人口は2120万人です。

労働者3人に1人はフリーターであり、雇用形態が多様化した現代社会では、非正規のフリーターが生きていくのは難しくありません。

アルバイト=不安定、信用がない、正社員=安定、信用があるという人もいますが、時給単価で正社員より稼ぐ非正規社員はたくさんいます。

正社員のサービス残業や休日出勤などを含めれば、派遣やバイトのほうがいいということもあります。

フリーターは一人暮らしできる

自分はフリーターになってずっと一人暮らしでしたが、誰からの支援も受けず、アルバイト収入だけで生活費を稼いでいます。

アルバイトのマックス月収は40万くらいで、平均は19万円ちょいです。

保険や退職金は、自分でそれだけ稼いで将来のために貯蓄するなり、投資するなりして、工夫が必要ですが、フリーターでも一人暮らしは十分に可能です。

1ヶ月の生活費は10万円~15万円

贅沢さえしなければ普通に生活できるラインは月18万円位ですが、家賃が安いところであれば月10万円~15万円位でも生活できます。

私は現在、東京都西東京市にある1Kの部屋で生活しており、1ヶ月の生活費は少ないと8万円、多くて10万円ほどです。

フリーターの多くは、家賃5万円前後のワンルームまたは1Kの部屋に住むので、ごくごく一般的な生活スタイルです。

フリーターの生活費の内訳
収入 15~16万円(時給1,050円・1日8時間・週5) 理想は20万円前後合った方が良いです
生活費 13~14万円 節約すれば11万円前後でも生活できます
家賃 40,000円 関東でも駅から離れれば、安くて良い物件があります
光熱費 15,000円 夏場は扇風機、冬場は重ね着で対応
携帯代 6000円 格安SIMにして安く済ませる
ネット代 4,000円 持ち運びwifi
食費 20,000円 基本的に自炊

あと、上記以外に「国民健康保険+市民県民税+年金」で年間60,000円位払っています。

たまに、友人と飲みが多くなったり、泊まりの旅行に行った時などにもう少しかかり15万円ほどになります。

10万円~15万円稼ぐには何時間働けば良い?

時給1,000円のバイトであれば、月に140時間くらい働けばとりあえず生活できます。

月に10万円稼ぐ場合 月に15万円稼ぐ場合
労働日数 週に3~4日 週に3~4日
休日 週に5~6日 週に1~2日

10万円~15万円を1000円で割ると100~150なので、単純計算で1ヶ月に100~150時間バイトすることになります。

フリーターならバイトで1日に働く時間は短くて6時間、普通は8時間くらいなので、1日6時間だとしたら16~25日(週4~6)、1日8時間だと13~19日(週3~週5)働くという計算です。

ただ、時給1000円未満のバイトだと、正社員と変わらない労働量で収入は低くなるのでおすすめできません。

ほぼ毎日バイトに多くの時間を割かなければならず、バイト漬けになります。

東京なら10万円~15万円は簡単に稼げる

東京なら1000円以上のバイトも多いですし、夜22時以降は深夜割増がついて時給1,250円(25%UPと法律で決まっている)になりますので、フリーターが生きていくのは難しくありません。

ちなみに僕は週3~4日の勤務で、月に17~18万円くらい稼いでいます。

フリーターが生活するにはどんなバイトがいい?

やろうと思えば、どんなバイトでも生活できます。

自分はこれまでいろんなアルバイトをしてきました。

私がフリーター生活で過去やってきたアルバイト
  • 警備バイト
  • 清掃バイト
  • ラブホスタッフ
  • 飲食店
  • ティッシュ配り
  • 交通量調査

お金がなくて苦しかった頃はバイトを5個掛け持ちしてた時もありましたが、現在は「飲食バイト」と「学校警備員」の2つのバイトをメインとしています。

それでもお金が足りない時は、たまに交通量調査やティッシュ配りの日雇いバイトに入っています。

フリーターは自由なので、自分がどんな生活を送りたいのか?何を重視するかでバイトを選べば良いのです。

同じ職場でずっと働くのが嫌だったり、自分の都合のいい日だけ働きたいなら単発バイトだけで生活するのがいいと思います。

住む場所にこだわりがなく、お金を貯めたいなら、温泉や観光地の旅館に住み込みで働くリゾートバイトもありです。

カフェやコンビニといった普通のバイトなら、学生に比べて長時間・たくさんの日数で入れるフリーターは歓迎されます。

バイト 生活 /フリーターの生涯

フリーターで生活していく事は可能ですが、実際のところ歳を取るほどキツくなっていくのも事実です。

厚労省のデータを見ると分かるのですが、フリーターは20代と30代、40代の平均収入がほとんど変わりません。

フリーターの年齢別平均収入
年齢 平均年収(手取り収入) 平均月収(手取り収入)
20~24歳 1,837,000円(1,469,600円) 153,000円(122,400円)
25~29歳 1,996,000円(1,596,800円) 166,000円(132,800円)
30~34歳 2,106,000円(1,684,800円) 176,000円(140,800円)
35~39歳 2,105,000円(1,684,000円) 175,000円(140,000円)
40~44歳 2,096,000円(1,676,800円) 174,000円(139,000円)
45~49歳 2,070,000円(1,656,000円) 172,000円(137,000円)

つまり、体力はどんどん落ちていくのに、20代と同じ位働き続けねばならず、肉体的・精神的なストレスが蓄積されていきます。

また、フリーターの生涯賃金は約6000万円に対して、大企業の正社員だと2億~3億円です。

フリーターは長く続けるほど、正社員との経済的格差が開いていくという現実も知っておく必要があります。

20代のフリーターの生活

20代前半フリーターの生活

  • 20代前半は正社員よりフリーターの方が美味しい

まだ20代前半なので、アルバイトで週5~6日、1日10時間くらい働けますし、社員で就職した友人より月給が高い事すらあります。

この時期は、「正社員になって責任重い仕事したり、ブラック企業に勤めても、給料が変わらないならアルバイトのほうがマシ」と思いがちです。

ただ、「フリーターにはボーナスがほとんどない」ということには若干気になる人もちらほら出てきます。

しかし、正社員の友人のボーナス額は聞かないようにして「責任軽い仕事で給料同じならアルバイトでしょ」と自分に言い聞かせて過ごしてしまいます。

実際のところ、20代のフリーターの生活では貯金に回せるお金はありませんし、交際費や食費を大きく節約して行かない限り「下手すれば給料でやりくりできなくなる」という事態になってしまいます。

家賃はなるべく安いところに決めて、友人と食事に行く機会は最低限にして食費を減らすために自炊したり工夫が必要です。

20代後半のフリーターの生活

  • 結婚に不安を感じ始める
  • フリーターから正社員になろうと思い始める

20代中盤~後半になると、交際相手がいれば将来のことを考え始めますが、フリーターであることに後ろめたさを感じる人もちらほら出てきます。

「彼女のことを幸せにするなら正社員にならないとなぁ…」
「彼女の親にあいさつするときフリーターとは言えないよなぁ…」

特に男性は、世間体を気にして不安になりますし、彼女もフリーターの彼氏と一生を共にすることに不安を感じてもおかしくはありません。

大学卒業後にすぐ正社員になった友人の中には結婚する友人も出てきて、さらに焦ります。

また、20代後半になると「そろそろ就職した方がいいかもしれない」と思う瞬間が多くなってきます。

フリーターが正社員になるべきか迷う瞬間
  • アルバイト先で10歳年下の新人が入ってくる
  • 同年代の正社員と収入に格差が表れてくる
  • 貯金がほとんどない
  • 彼女と結婚を考え始めた

アルバイト先の正社員で自分より年下の人も増えてくるので、年下の同僚たちと明らかに話が合わなくなり、裏で「あの人まだアルバイトなの?」と噂されるようになることも。

さらに、正社員の大学の友人たちとの給料の差は明白で、遊びに行く場所や飲みに行くお店のグレードが上がります。

一緒に遊ぶには金銭的に苦しくなり、だんだん友人の誘いを断るようになって友達が減ります。

30代フリーターの生活

  • アルバイト先に居づらくなってくる
  • フリーターの年収は正社員の友人の半分以下なことに気づく
  • 友人たちから誘われなくなる
  • 結婚をあきらめる
  • 20代のときと比べても生活が楽にならない事に気づく
  • 少数だが後悔していない人もいる

アルバイト先の同僚がみんな年下になってきて、居づらくなります。

陰で若い同僚たちに馬鹿にされていないか不安に思う毎日を過ごします。

また、正社員の友人たちは結婚して、住宅ローンを組んでマイホームを購入して、子供もいる生活です。

主任や係長など役職もつき始めるころで、給料も高くなっています。

「連休に家族で沖縄に旅行にいった」「親を連れて温泉にいってきた」など、フリーターの経済力ではとてもできないことを嬉しそうに話すのが心にグサリと刺さります。

ここで、自分の年収は正社員の友人たちの半分以下である現実を知ります。

正社員はボーナス以外にも昇給があるのだということに改めて気づき、ショックを受けてしまいます。

フリーターは30代でも20代より月収が1万3千円UPしただけ。

これでは生活していくのがやっとという状況からまったく逃れられる気がしません。

地道に貯金したとしても、年間18万円にしかなりません。

さらに注目すべきは支出は決して減っていくものではないという点です。

貯金ができていないフリーターにとっては、その月の収入を増やす以外に生活を楽にする手段がありません。

また、20代のうちは彼女ができたのに、フリーターのまま30歳を過ぎると急に彼女ができなくなることが多いです。

実際のところ、フリーターの男性の9割は未婚で、年収が低いほど未婚率が高くなっています。

同世代の女性は結婚を意識し始めるので、性格や人格が素晴らしくてもやはりフリーターだと結婚は難しいと思われてしまいます。

恋人がいなくなり、友人からもさそわれなくなると孤独感が増していきます。

正社員就職を考えつつも、後回しにし過ぎたことを心から後悔するのもこのころです。

30代後半にさしかかり、さすがにもう駄目だと思い就職活動を始めますが、苦戦を強いられます。

フリーターで多くの職場を経験しているという自信があっても、フリーターは「職歴なし」とみなされてしまう会社も多いです。

働きたいと思える求人のほとんどが20代対象というのが現実であり、フリーターの就職支援をしている会社を探しても、対象は29歳以下がほとんどです。

「なぜ20代の時に気付いて行動しなかったのか」と自分を責めますがもう遅いです。

ただ、フリーター生活を30代や40代まで続けてきて後悔している人も多い一方で、特に不満なくバイトして生活している人もいます。

後悔している人の多くは将来のことを何も考えずにバイトを始めて、そのままズルズル働き続けてしまった人です。

一方で、自分の意思でバイトを選び生活している人は、客観的には同じ状況でも日々の生活に満足しています。

40代フリーターの生活

  • 年収は400万円未満で貯蓄ができない
  • 仕事を転々とするのでスキルが身につかない
  • 社会保険未加入
  • 身体を壊して収入もさらに減る

40代までフリーターを続けても、給料は20代の頃からほとんど変わらないか、むしろ下がってしまいます。

40代フリーターの収入は平均して月に138,000円であり、これは30代の平均を少し下回っています。

それに対して支出額はおおよそ13万円となり毎月貯金に回すお金はおろか、生活していくことさえままならないことが頻繁に起こり得ます。

掛け持ちバイトで切り詰めれば何とか生活できますが、貯金もできず、結婚もできないことも明確になります。

40代になると長期のアルバイトにも採用されにくくなり、短期のアルバイトを転々とすることになります。

毎日職場や仕事が変わることでスキルが身につかず、さらに正社員就職が遠のく悪循環に入ります。

さらに、短期のアルバイトを転々としていると社会保険未加入のフリーターも多いです。

社会保険未加入だと雇用保険もないため、失業給付も受けられません。

国民健康保険料を払うのも困難になり、体の不調が出てもお金がないから病院に行
かないようになります。

また、40代になると何かしら体の不調を感じることは増えるのが人間です。

実際のところ、公益財団法人連合総合生活開発研究所の「第2回非正規労働者の働き方・意識に関する実態調査」によると、30代・40代のフリーターの3割超が「健康ではない」と回答しています。

40代でもすぐに採用してもらえるようなアルバイトは肉体労働も多く、暑い夏でも寒い冬でも過酷な環境下で仕事をしなければいけません。

20代であれば体力もあり乗り切れますが、40代は体にこたえます。

正社員と違って病休や有休休暇はありませんから、体調不良で仕事を休めば収入減にも直結します。

体調不良→収入減→病院にいけない→ますます体調が悪化→ますます働けない→ますます収入減・・・という負のスパイラルに陥ります。

中には、体調不良が続き、お金もなくなり、将来に対する希望がなくなるとうつ病になってしまう人がいます。

体調不良と経済的な困窮はメンタルをむしばんできます。

うつ病になってしまうと働くことは困難です。

さらにお金はなくなり家賃も払えなくなってしまいます。

50代・60代のフリーターの生活

  • できる職種が限られてくる
  • 生きていくだけで精一杯
  • 生活保護も視野にいれる必要がある

「バイトといえば、若い人がするもの」そうイメージしている人が多いかもしれませんが、実際には人目につかないところで50代・60代のアルバイターも働いています。

50代・60代のフリーターが多いバイト
  • スーパーのカート回収
  • コンビニの深夜シフト
  • 警備員
  • 清掃員

ただ、50代のフリーターはもう選択の余地がなくなります。

体力的にも限界を迎え、本当に苦しい人生になってしまいます。

生きていくことで精いっぱいでもう人生をあきらめて、日々生きていくことだけを考えるようになってしまいます。

友人に孫ができたとか、40代でサラリーマンをやめた友人が起業して成功した話を聞いても嫉妬もしなくなってきます。

遠方の派遣先まで体に鞭を打ちながら通い、コンビニバイトで時給1,000円をもらう日々。

国民年金を頑張って払っても老後にもらえる金額は月6万円ほどです。

老後破産は目に見えているので、生活保護に頼ろうとも考え始めます。

年々生活保護を受ける人は高齢化していて、約5割が65歳以上という統計が出ています。

いっそのこと軽い罪を犯して刑務所に入って楽をしたいとか、ホームレスになってしまおうか考えてしまう人も増えています。

バイト 生活 /デメリット

親が心配する

生涯フリーターで生活すると言うと、親に正社員になれと言って反対されるケースは非常に多いです。

現代ではアルバイトで生活する人が増えていると言っても、親の世代は正社員が当たり前だった価値観から抜け出すのに時間がかかります。

親世代にアルバイトを選ぶことを理解してもらうのは難しいかもしれません。

結婚できない

女性のフリーターはともかくとして、男性でフリーターだとまず結婚できないと思った方がいいです。

アニヴェルセル総研によれば、女性が結婚相手に求める平均年収は500万円とあります。

女性が結婚相手に望む年収
順位 男性の年収 割合
1位 500万円以上 36.2%
2位 300万円以上 30.0%
3位 好きになったら収入は関係ない 15.1%
4位 700万円以上 13.1%
5位 1000万円以上 4.3%
6位 1500万円以上 1.3%

アルバイト生活のフリーターが年収500万円も簡単に稼げるわけがないので、フリーターという時点で結婚することはまず不可能です。

将来的に結婚して幸せな家庭を築きたいなら、この残念な事実を受け止めて就職して正社員になるしかありません。

子供を育てられない

もちろん、バイトであっても結婚している人もいますし、子供を育てている人もいます。

ただし、奥さんもフリーターだと遊んだりする経済的な余裕はなくなります。

遊んだり、自分の目指すものにお金が必要なら、子供を作ると大変かもしれません。

もちろん、シングルマザーで頑張っている人もたくさんいますし、子育て自体は可能なのですが、母子手当等に頼らないと生活できなくなるリスクがある事は承知しておく必要があります。

住宅ローンを組めない

フリーターでも、賃貸アパートを借りたり、クレジットカードを作るくらいなら可能です。

しかし、アルバイトの収入で返済を行なうのは不可能なので、家を購入するために住宅ローンを組むことはできません。

国民年金がキツい

数ある税金の中で、アルバイト生活者にとっては国民年金が一番の負担になるでしょう。

日本は累進課税精度なので、所得が高い人ほど税金が上がる仕組みですが、国民年金に関しては所得に関係なく、一律に月1万6410円かかります。

年間にしたらほぼ20万円ですが、アルバイト生活にこれは辛すぎます。

国民年金は支払わないという選択肢はなく、基本的に全国民が支払う必要がある義務なので、アルバイト生活だろうとなんだろうと毎月1万6410円払わなければなりません。

支払いを拒否して滞納してると国から財産を差し押さえられます。

なお、厚生年金の加入条件を満たすフリーターはほとんどいない為、フリーターの多くは国民年金だけしか加入できていません。

国民年金は6万円程度しかもらえないので、将来身体を壊してもあまりアテにできるものでもないというのも精神的にキツいです。

貯金額できない

フリーターだと生活費で精一杯になってしまうことが多く、貯金額は全く増えません。

調子の良い時は少し貯金に回すことができても、せいぜい年に20万程度貯金できれば良い方です。

さらに、収入が少ない時にすぐに引き出してしまうなど、なかなか貯金額が増えないのはフリーターのよくある悩みです。

冠婚葬祭に参加し辛い

結婚式に呼ばれたら、ご祝儀はもちろん交通費や宿泊費、そして2次会の費用までかかってしまうことがあります。

結婚式場から遠い場合には、一度の結婚式参列に5万円は覚悟しないといけないといったこともよくあります。

一人の大人として、冠婚葬祭くらいはお金の心配をせずに参列できなければ恥ずかしいと思うのは自然なことですが、「頼むからもう誰も結婚式に呼んでくれるな」とさえ思ってしまうフリーターもいるかもしれません。

体調不良でも欠勤できない

アルバイト生活最大のリスクが「怪我・病気」で体を壊した時です。

普通の正社員であれば怪我や病気などで一定期間会社を休まなければいけないとしても、その休んでいる期間きちんと給与が支払われます。

しかし、アルバイト生活をしているフリーターが怪我や病気などで一定期間休まな
ければいけなくなった場合、その間給与は支払われません。

アルバイトは時給労働が基本のため、働いた時間のみに対して給与が支払われる仕組みだからです。

すなわち、アルバイト生活はいざという時のリスクが高すぎるのです。

さらに、フリーターは基本的に時間給で働いているので、正社員と違って有給休暇もとることはできません。

収入に余裕があるフリーターはほとんどいないわけですから、よっぽどの事がない限り、簡単にバイトを休むことができないのが現状です。

バイト 生活 /アルバイトだけで生活するために必要なこと

結局のところ、生きていくために必要なのはお金。

これは勤め人でもフリーターでも変わりません。

意識しなければならないことは「支出を減らす事」と「収入を増やす事」の2つだけです。

とても当たり前のことですが、どちらか一方しかできないという人が結構います。

フリーターは勤め人と違って自分で全て管理しなければならないので、金銭面の管理はかなりシビアにならないといけません。

どうしても無理という人は、フリーターで一人暮らしするのは難しいので、諦めて実家暮らしか就職を検討しましょう。

①支出を減らす(節約する)

節約のポイントは以下の3点です。

  • 固定費を抑える
  • 食費・光熱費をできるだけ下げる
  • 娯楽を控える

固定費を抑える

固定費というのは、毎月決まって出ていくお金です。

まず、大部分を占める「家賃」はできるだけ下げましょう。

家賃を下げるポイント
  • 都会から離れた場所に住む
  • 駅から遠い場所を選ぶ
  • 生活できるギリギリのラインの広さの部屋を借りる
  • 仲介人に値切り交渉を行う

次にお金がかかるのがスマホ・ネット代です。

スマホ代に関しては、フリーターは格安SIMにすることをお勧めします。

私はプライベート用のスマホは現在は『BIGLOBE』の格安SIMにしていますが、利用料金は毎月約2,000円で済んでいます。

ネットは有線ではなく、ポケットwifiで済ませましょう。

有線は毎月の支払いが高いのもそうですが、施工費でメチャメチャ高い料金を支払う羽目になる可能性があるので、フリーターが選んではいけません。

食費・光熱費をできるだけ下げる

食費や光熱費は毎月変動するお金ですが、これは自分でコントロールする必要があります。

食費を減らすのは大変だし、健康を害する場合があるので極端に下げることは難しいですが、せめて間食は減らしましょう。

また、百円のジュースを買うのではなく、自分で麦茶を作るくらいはした方がいいです。

さらに本気で食費を減らしたいと考えるのなら「まかないが出るバイトをする」と効率的です。

また、光熱費はエアコンなどの”熱をコントロールするモノは控える”ようにしましょう。

夏場なんかはクーラーを使うとかなり家計に響きます。

お金の掛かる娯楽は控える

当たり前ですが、娯楽はできるだけ控えるようにしたほうがいいです。

特にやるたびにお金が出ていくような趣味などは生活を圧迫するので注意です。

そして、趣味にお金を使わないで余ったお金は、出来るだけ貯金に回す癖をつけてください。

これは、フリーターは体調不良や病気などで「バイトに入れない」状況になったとき、生活ができなくなるからです。

「生活に必要のない娯楽関連の支出を減らし、貯金をしておく」ことが、フリーターにはいざというときの備えとして絶対に必要になることを理解して実践しましょう。

貯金をしておく重要性を理解できないフリーターの人は、将来必ず詰みますので一人暮らしはやめておいたほうがいいです。

②収入を増やす(お金を稼ぐ)

フリーターの収入を増やすポイントは2つあります。

  • フルタイムで働く
  • 時給の良いバイト・時間帯を選ぶ

フルタイムで働く

生涯賃金で割ると。アルバイトの時給は限りなく低いです。

なので、特に体力のある若いうちは、バイト先でできる最大の労働時間で働くか、余裕があれば「掛け持ち」をして生活費以上の稼ぎを得たほうがいいです。

例えば、時給1000円なら週5で1日8時間働くと16万円近く稼げますが、余裕があればあと1日単発バイトも入れてさらに収入を上げて貯金するのが理想です。

時給の高いバイト・時間帯を選ぶ

労働時間を増やすのも大事ですが、やはり出来るだけで時給の高いバイトを選ぶのが理想です。

時給が高いバイト
  • 引っ越し屋(日給1万円以上)
  • 携帯電話販売(時給1,500円など)
  • パチンコ屋

上記以外のバイトの場合、できるだけ夜勤中心にバイトを選ぶようにしましょう。

夜勤は日勤に比べて時給が25%UPするので、手当で時給が300円、400円上乗せされるので、かなり稼げます。

私は夜勤の工場バイトをしていたことがあり、その時は0時~5時まで時給が1800円以上稼げました。

あまり夜勤をやりすぎると生活リズムが崩れて体調を壊すリスクもありますが、手取り早くお金を稼ぐにはおすすめです。

バイト 生活 /まとめ

フリーターでも、バイトを複数を掛け持ちして1人で生活し、年金の支払いを今後も一切しない場合なら、少なくとも30歳くらいまでは節約しながら生きていけます。

ただ、それ以降は受け入れてくれるバイトは減りますし、体力的にもキツくなってくるのも事実です。

特にフリーターは、組織が守ってくれないので、何かあった時のために自分で備えておく必要があります。

計画的に貯金していないと、50歳前後で生活保護も視野に入れないといけなくなるかもしれません。

フリーターは気ままで自由な一面もありますが、アルバイトだけで一生生活するには、勤め人よりもリスクも大きいという事は理解しておきましょう。